IMG_1318日本製紙 株式会社 紙パック事業本部 商品開発部 主席技術調査役

米田 芳貴 様

漠然とした不安から
人生の視野を広げる必要性を感じて

 ―まず、米田さんが「金融知力インストラクター養成講座」を受講された経緯についてお聞かせください。

私は、2003年にファイナンシャルプランナー(AFP)資格を取得し、その流れで2004年に「金融知力インストラクター養成講座」を受講しました。当時の社会全体に広がる空気とでもいうのでしょうか。自分の将来に対する「漠然とした不安」がありました。強いて挙げるとすれば、その漠然とした不安が「金融知力インストラクター養成講座」を受講する動機づけになりましたね。

 ―2004年前後の社会情勢といえば、金融ビッグバンとそれに続く構造改革が広がりを見せる時代でしたね。

長年製造業の技術系のサラリーマンとして生きてきましたが、本当にこのままで良いのか?という想いがありましたね。確かに当時の社会情勢も影響していたのかも知れません。とにかく、何も資格を持っておらず何か資格を取得して視野を広げたいという気持ちが強かったように思います。当時は、私なりに色々と考えを巡らせたのですが、たとえばライフプランを立てようとしても、どこから始めていいのか分からない。保険を見直そうとしても、何を基準に見直せばよいのか分からない、という状況でした。そこで、それまでの私の人生と、最も縁遠い世界であった金融について学んでみようと考えたのです。

周りからのアドバイスが励みに

―実際に「金融知力インストラクター養成講座」を受講されてみて、いかがでしたか?

それはもうショックでした(笑)。大袈裟に聞こえるかも知れませんが、少なからずショックを受けたことは事実です。何がショックかと言うと、それまでFPで学んできた金融の知識を、自分の言葉で周りに上手く伝えることができない。特に講義演習の1回目では、他の参加者のみなさんが上手にプレゼンされているのを目の当たりにして、かえって緊張してしまったくらいですから。自動車の運転にたとえるなら、ペーパードライバーのようなものですね。本当、自分がペーパードライバーであることを思い知らされました。

―そうした状況にありながらも、米田さんは無事に合格されましたね。相当な努力をされたと思いますが、米田さん自身は合格の一番の要因は何だったと考えますか?

講義演習を終えたあとで、他の参加者から様々なアドバイスを聞けたのは大きかったですね。私がプレゼンしている様子をビデオカメラで撮影して、それを再生しながら具体的に改善すべき点をアドバイス頂けたので、自分でも納得したうえでブラッシュアップに取り組めました。とにかく、自分では、きちんと出来ているつもりでいても、いざビデオを観るとまったく出来ていない点が多いことに気付かされました。自分を客観的に観るのは、本当に難しいと改めて痛感しましたね。そのことに気付かせて頂いたこと、自分で納得したうえで、限られた時間のなかでブラッシュアップに集中したこと、そしてあとは開き直ったことが合格につながったのではないかと考えています。

夏休み親子のための金銭教育-

「夏休み親子のための金銭教育」に登壇

更なるスキルアップを目指して

―受講される前と後で、変化はありましたか?米田さんの人生観、日常生活、心境など何でも構いませんが。

より相手の立場になって物事を考え、コミュニケーションをとることを意識するようになりました。アイコンタクト、ボディランゲージ、声の調子など「金融知力インストラクター養成講座」でアドバイス頂いたことを実際に役立てるように心がけています。受講後は、サラリーマン生活を送るかたわら、夏休みにボランティアで地域の子供たちのための金銭教育講座の講師を務めたりしておりますが、子供といえどもつくづく目線を合わせることの大切さを感じます。それと、最初に述べた「漠然とした不安」ですが、いまではだいぶ解消されましたね。

―最後に金融知力普及協会へのご要望などをお聞かせください。

「金融知力インストラクター養成講座」を受講してから、10年目にして初めて日本FP協会東京支部主催のFPフォーラムで講師を務める機会を得ましたが、話したいことを早口でしゃべってしまう等、まだまだ自身のスキル不足を痛感しました。もっとスキルを磨き、もっとブラッシュアップする必要があると考えております。
あの頃、「金融知力インストラクター養成講座」で受けたショックは、私の視野を広げる一因にもなりました。この講座は、インストラクターとしてのスキルを磨けることと、同じ方向を向いた仲間を得られることが、他にはない強みだと思う。あの時の講義演習のように、皆で集まってお互いにアドバイスをし合えるような機会があるとありがたいですね。